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2026/10/26

みらいエコ住宅の住宅補助金とは?条件・補助額・利用方法を解説

みらいエコ住宅の住宅補助金とは?条件・補助額・利用方法を解説

みらいエコ住宅2026事業は、新築住宅やリフォームによる住宅の省エネ化を支援する国の補助事業です。利用するには、住宅の性能や工事内容、対象者などの条件を満たす必要があり、補助額も住宅区分や地域、工事内容によって異なります。また、申請は施主や住宅所有者が直接行うのではなく、登録された事業者が進めます。

制度を活用するには、対象条件に加え、申請時期や必要書類、補助金の還元方法まで把握しておく必要があります。当記事では、事業の概要、補助条件、補助額、利用方法を解説します。

1. みらいエコ住宅の住宅補助金の概要

みらいエコ住宅2026事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅の省エネ化を支援する国の補助事業です。新築は国土交通省と環境省の合同事業で、リフォーム分は国土交通省の予算で実施します。国土交通省・環境省・経済産業省が連携する「住宅省エネ2026キャンペーン」の構成事業です。

区分対象工事の着手交付申請期限
新築2025年11月28日以降の基礎工事原則2026年12月31日
リフォーム2025年11月28日以降2026年12月31日

新築ではGX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅を、リフォームでは断熱改修や省エネ設備の導入などを支援します。注文住宅のZEH水準住宅は2026年9月30日で受付を終了しました。その他も予算上限に達した時点で受付終了となります。

2026年10月5日時点の申請額は、GX志向型住宅63%、長期優良住宅・ZEH水準住宅36%、リフォーム8%です。リフォームでは、先進的窓リノベ2026事業、給湯省エネ2026事業、賃貸集合給湯省エネ2026事業と、補助対象が重複しない範囲で併用できます。一方、新築は同じ住宅でこれらと併用できません。

出典:国土交通省「1.みらいエコ住宅2026事業について」

2. みらいエコ住宅の住宅補助金を受けるための条件

みらいエコ住宅2026事業の補助金を受けるには、補助対象者・住宅・工事について定められた条件を満たす必要があります。新築とリフォームでは対象となる世帯や住宅性能、工事内容が異なるため、それぞれの条件を確認しましょう。

2-1. 補助対象となる世帯の条件

新築では、GX志向型住宅はすべての世帯が対象ですが、長期優良住宅・ZEH水準住宅は、賃貸住宅を除き子育て世帯または若者夫婦世帯に限られます。子育て世帯は、申請時点で子を有し、2025年4月1日時点で18歳未満の子がいる世帯です。若者夫婦世帯は、申請時点で夫婦であり、同日時点でいずれかが39歳以下の世帯を指します。

リフォームには年齢などの世帯要件はなく、住宅の所有者等が登録事業者と契約して工事する場合に対象となります。新築とリフォームでは対象者の条件が異なるため、申請前に確認しましょう。

出典:みらいエコ住宅2026事業「事業概要」

2-2. 新築住宅に求められる省エネ性能

新築住宅は、区分ごとに省エネ性能の基準があります。GX志向型住宅は断熱等性能等級6以上に加え、再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量を35%以上削減することなどが必要です。長期優良住宅は断熱等性能等級5以上・一次エネルギー消費量等級6以上、ZEH水準住宅も同等の省エネ性能が求められます。

性能は、GXではBELS評価書等、長期優良住宅では認定通知書等、ZEH水準住宅では住宅性能評価書やBELS評価書等で確認します。さらに床面積50m2以上240m2以下で、立地等の除外要件に該当しないことも必要です。

出典:みらいエコ住宅2026事業「新築住宅の省エネ性能」

2-3. リフォームで求められる工事の内容

リフォームは、原則として平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象で、新築時期に応じて「義務基準」または「次世代省エネ基準」に相当する要件化工事が必要です。要件化工事は、外皮に面する開口部がある1つの居室「トリガールーム」で行います。補助対象工事は次の9種類です。

  • 開口部の断熱改修
  • 躯体の断熱改修
  • 特定エコ住宅設備の設置
  • エコ住宅設備の設置
  • 子育て対応改修
  • 防災性向上改修
  • バリアフリー改修
  • 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
  • リフォーム瑕疵保険等への加入

出典:みらいエコ住宅2026事業「対象要件の詳細【リフォーム】」

3. みらいエコ住宅の住宅補助金で受け取れる補助額

みらいエコ住宅2026事業の補助額は、新築では住宅の省エネ性能や地域区分など、リフォームでは対象工事の内容や住宅の新築時期などによって決まります。ここでは、新築とリフォームに分けて、補助額の決まり方を解説します。

3-1. 新築住宅の補助額

新築住宅の補助額は、住宅区分と地域区分によって異なります。地域区分とは、気候条件に応じた省エネ基準を定めるため、全国を1~8に分けたものです。寒冷な1~4地域では、建築費の負担を考慮して5~8地域より補助額が高く設定されています。

地域区分GX志向型住宅長期優良住宅ZEH水準住宅
1~4地域125万円/戸80万円/戸40万円/戸
5~8地域110万円/戸75万円/戸35万円/戸

長期優良住宅とZEH水準住宅は、要件を満たす建替前住宅等を除却すると1戸当たり20万円が加算されますが、GX志向型住宅には加算がありません。賃貸住宅では、長期優良住宅・ZEH水準住宅の補助対象は要件を満たす賃貸住戸数の50%です。

出典:みらいエコ住宅2026事業「対象要件の詳細【注文住宅の新築】」

3-2. リフォームの補助額

リフォームの補助額は、対象工事ごとに定められた金額を合計して算出します。上限額は、住宅の新築時期と、実施する要件化工事が「義務基準」相当か「次世代省エネ基準」相当かによって異なり、下表の通りです。

対象となる住宅の新築時期義務基準に相当する工事次世代省エネ基準に相当する工事
平成3年以前100万円/戸50万円/戸
平成4年~平成28年80万円/戸40万円/戸

平成3年以前に新築された住宅は最大100万円、平成4~28年に新築された住宅は最大80万円です。次世代省エネ基準相当では、それぞれ50万円、40万円が上限です。1つの交付申請で申請する補助額は原則5万円以上必要ですが、他の住宅省エネ2026キャンペーン構成事業で交付決定を受けている場合は2万円以上となります。

出典:みらいエコ住宅2026事業「対象要件の詳細【リフォーム】」

4. みらいエコ住宅の住宅補助金の利用方法

みらいエコ住宅2026事業の申請は、補助対象者本人ではなく、登録された「みらいエコ住宅事業者」が行います。新築・リフォームともに、事業者登録から交付申請、完了報告まで、自社が担う手続きを時系列で確認しましょう。

4-1. みらいエコ住宅事業者への登録

補助金の手続きに参加するには、住宅省エネポータルで「みらいエコ住宅事業者」への登録が必要です。統括アカウントは事業者登録や補助金の受領管理、担当者アカウントは交付申請を担い、両者を連携して利用します。登録時は、住宅省エネ支援事業者登録申請書と印鑑証明書、法人は登記事項証明書を提出します。新築住宅の申請では、建築事業者による「担い手確保に向けた取組推進の表明」が必要です。事業者登録とアカウント連携は、交付申請や予約前に完了させます。

出典:みらいエコ住宅2026事業「申請手続きの詳細【注文住宅の新築】」

4-2. 補助対象者との共同事業実施規約の締結

工事請負契約や不動産売買契約とは別に、補助対象者と指定の「共同事業実施規約」を締結します。規約では、必要書類の提出への協力、契約金額や想定補助額、申請手数料、補助金の還元方法などを取り決めます。還元方法は、契約代金の最終支払に充当する方法と、補助対象者へ現金で支払う方法の2つです。記載内容に変更があれば再締結し、完了報告時に提出します。補助金を申請できない場合や交付を受けられない場合の損失も、責任の程度に応じた負担方法を事前に決めます。

4-3. 交付申請から補助金の還元までの手続き

交付申請は登録事業者が行い、申請前に任意で交付申請の予約もできます。新築とリフォームでは申請できる時期や、その後に必要な手続きが異なります。補助金は補助対象者へ直接振り込まれるのではなく、登録事業者を通じて還元されます。

1交付申請の予約を行う(任意)
2新築は基礎工事完了後、リフォームは工事完了・引渡し後に交付申請する
3事務局の審査を受け、交付決定を受ける
4新築は所定の時期に実績報告(兼、請求)や引渡し・入居後の完了報告を行い、リフォームも事業完了後に所定の実績報告等を行う
5補助金が登録事業者へ交付される
6共同事業実施規約で定めた方法で補助対象者へ還元する

まとめ

みらいエコ住宅2026事業は、新築住宅やリフォームによる省エネ化を支援する補助制度です。新築では住宅性能や地域区分、リフォームでは工事内容や住宅の新築時期によって補助額が異なります。申請は補助対象者本人ではなく、登録されたみらいエコ住宅事業者が行います。新築住宅では、断熱性能や一次エネルギー消費量などの基準を満たし、その性能を証明する必要があります。

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